2010FIFA ワールドカップ 〜 最新オッズ 6月22日版

6月22日現在、各グループの第二試合が終了した時点での賭博市場のオッズ一覧です。予選通過( To Qualify )、1位通過( Group Winner )、優勝オッズとグループリーグでの勝ち点をまとめてあります。

残り1試合を前に既に予選敗退が確定したチームや、1位通過が不可能なチームがあります。100%確定していることを対象に賭けは成立しませんので、もはや市場もオッズも存在しません。そのようなケースは表中では "n/a" と表記してあります。また、起こり得る/得ない確率がほぼ100%という対象についてはオッズが付かない(市場こそ存在すれど取引がマッチングしない)場合もあります。そのようなケースは "-" と表記してあります。

なお、ノックアウトステージ1回戦ではグループ1位と2位同士のマッチアップとなります。優勝を狙う強豪国はそこまで計算し勝ち点を調整することもあるため、一概にチームの強さだけでオッズが決定されません。

グループA


南アフリカ

メキシコ

ウルグアイ

フランス
勝ち点1441
予選通過40.001.051.0513.00
1位通過n/a3.851.34n/a
優勝-42.0036.00190.00
ウルグアイとメヒコが引き分けに終わればフランス v 南アフリカ戦の結果いかんに係わらず予選通過となります。談合試合にならずともプレイ中に互いの空気を読み、思惑が一致しているようならば引き分けの可能性が一番高いでしょう。ただしこの大会の先を考えるならば、ノックアウトステージの1回戦が対アルヘンになるのを避けるために1位通過を狙う価値は十分にあります。

グループB


アルゼンチン

ナイジェリア

韓国

ギリシャ
勝ち点6033
予選通過-4.701.674.80
1位通過1.02n/a160.0070.00
優勝6.00520.00220.00530.00
アルヘンは予選通過がほぼ決まりました。ひげもじゃ監督マラドーナはもはや今大会のマスコットキャラクターと化していますね。残り3カ国にも全て予選通過の可能性はありますが、条件が有利な韓国が1段上の位置にあります。

グループC


イングランド

アメリ

アルジェリア

スロベニア
勝ち点2214
予選通過1.501.655.501.79
1位通過2.123.35n/a4.10
優勝12.5095.00-400.00
スロベニアはグループトップをキープ、最終節でイングランドに引き分け以上なら予選通過という条件なのですが、なお英米が favorites です。その英米は2試合引き分けで同じ勝ち点ですが、対アルジェリア戦で予定調和的に不甲斐ないイングランドと対スロベキア戦でエキサイティングな試合を魅せたアメリカは対照的でした。

グループD


ドイツ

オーストラリア

セルビア

ガーナ
勝ち点3134
予選通過1.3022.001.521.87
1位通過1.58n/a7.204.20
優勝12.00-80.00140.00
ドイツはクローゼの出場停止というお土産けまで付けてセルビアに敗れました。そのため、オージー以外の3チームが三つ巴となり、結果が読めないグループとなっています。ガーナはアフリカ勢でノックアウトに進出できる可能性のある唯一のチームになりつつあります。

グループE


オランダ

デンマーク

日本

カメルーン
勝ち点6330
予選通過n/a2.281.76n/a
1位通過1.0526.0048.00n/a
優勝10.00190.00310.00n/a
オランダが早々に予選突破を決めました。逆にカメルーンは敗退確定、ライオンの夏(現地は冬だけど)は終わりました。オランダが順位をコントロールする可能性は低いため、両者の試合は消化試合となります。日本は対オランダを敗戦こそすれど1点差に抑えたことにより、次節デンマーク戦で引き分け以上ならばノックアウト進出です。

グループF


イタリア

パラグアイ

ニュージーランド

スロバキア
勝ち点2421
予選通過1.231.067.807.20
1位通過6.601.2516.00n/a
優勝23.0042.00--
パラグアイはニュージー相手に引き分け以上で予選通過なので楽観視されています。そのニュージーは勝利こそ無いものの勝ち点2と善戦しており当初より評価を上げています。前回の優勝国であるイタリアは最終節が対スロバキア戦ということで同様に予選通過は楽観視されています。

グループG


ブラジル

北朝鮮

コートジボワール

ポルトガル
勝ち点6014
予選通過n/an/a65.001.01
1位通過1.31n/an/a3.80
優勝5.60n/a-26.00
楽に予選通過を決めたブラジルを見るに、彼らにとってここは死のグループではなかったようです。北朝鮮に勝利したポルトガルは次節ブラジル戦で引き分け以上となりました。北朝鮮は予選敗退が確定しました。試合の勝敗がおおよそ予測できる状況で、象牙海岸のカカに対する挑発はポルトガルを利する無意味な行為でした。このあたりの戦術眼や経験の差が強豪同士の明暗を分けたように思います。

グループH


スペイン

スイス

ホンジュラス

チリ
勝ち点3306
予選通過1.371.52120.001.65
1位通過1.927.20-2.92
優勝5.90200.0-50.00
チリは勝ち点6でグループトップなのですが、最終節の相手は勝利が必要なスペインということでオッズ上は underdog となっています。スイスはホンジュラス相手に勝ちを逃さなければ予選通過と有利な状況にありますが、ホンジュラスもまだ予選通過の目は残しているので楽観はできません。